小学生でも( ̄ー ̄)ニヤリとなる徒然草の意訳
中学時代古文の時間に誰もが読んだであろう徒然草第五十二段仁和寺の法師石清水詣の話を、これ以上ないくらいに分かりやすく意訳してあるのを読みました。小学生ですら( ̄ー ̄)ニヤリとなってしまうような見事な意訳です。私は15年間あの文章の本当のおもしろさを知らずに生きていました。
まずはおさらい。原文にさらりと目を通しましょう。
仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
さて、かたへの人にあひて、「年比思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。
少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。
続いて、これはこれで気の利いた現代語訳。
仁和寺で生活していたある坊さんは、ご老人になるまで石清水八幡宮を拝んだことがなかったので、気が引けていた。ある日思い立って、一人で歩いて参拝することになった。八幡宮についている付属品の、極楽寺と高良神社だけ拝んで「これで思いはとげました」と思いこみ(八幡宮はこれだけだと思っての本殿を拝まずに)退散した。
帰ってきてから、友達に「前から思っていたことを、ついにやり遂げました。これまた、噂以上にハラショーなものでした。しかし、お参りしている方々が、みんな登山をなさっていたから、山の上でイベントでもあったのでしょうか? 行ってみたかったのですが、今回は神様にお参りすることが目的だったので、余計なことはやめておこうと思って山の方は見てこなかったのです」と話した。
些細なことでも、案内がほしいという教訓。
原文、現代語訳引用元:http://www.tsurezuregusa.com/contents/52.html
では、いよいよ意訳。
かなり年配の退職校長の話。
ある日彼は、地元の中学が、修学旅行でテーマパーク(っていうかディズニーランド)へ行くらしい、という話を聞いた。
「自分が校長だったころは、修学旅行といえば京都・奈良・鎌倉くらいだったものだが、時代は変わったことだなあ。
そういえば、ディズニーランドというのもよく名前を耳にはするが、実際に行ったことは一度もなかった。これはいかん。
退職したとはいえ見聞を広めるのは大切だ。
これは自分でも一度行ってみるべきだなあ」と、一念発起し、ディズニーランドへ出かけることにした。
もちろん男一人である。
帰ってきて周囲に語って曰く、
「最近ディズニーランドに行ってきたんだが、実に興味深かった。
ああして色々な様式の建物が一堂に会している、というだけでも確かに色々勉強になるものでね。
もっとも、どこも大変な行列ができているには閉口したよ。
たまたま列ができていないところに入ってみたが、中はみんな土産物屋になっているようだった。
並んでまで土産物を買うこともあるまいと思って他の所には入らなかったんだが、もっと空いていればもう少し建物の中の様子も見てみたかったな」少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。
これには小学生でも( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまいます。妻に読んで聞かせるのが楽しみです。兼好法師のエッセーおもしろい!この意訳は教科書に載せるべきです。
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小学校笑いぐさ日記 「日本語は滅ぼすべき。(なるべく計画的に)」
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